
個人間融資は安心して借りれる?金利や利用した人の口コミとは
個人間融資って安全なの?個人間融資は、従来の闇金と具体的に何が違うのかご存じでしょうか。
普通の闇金よりも金利が安い・安全であれば、お金を借りたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
結論からいうと、見た目や対応が親切にみえるだけで、根本的な違いはありません。
そこで今回は、
- 個人間融資は安全なのk
- 個人間融資の金利
- 個人間融資を実際に使った人の口コミ
- 詐欺サイトに騙されない為に
など解説していきます。
個人間融資とは優しい対応をする“普通の闇金”
個人間融資とは、恐喝的な取立てはしないし見た目も普通のサラリーマンで対応も親切な闇金のことをいいます。
お金を貸す時に審査はありませんが、借りられる金額は数万円で金利は闇金と同じで法外です。
利息制限法で定められている上限利息よりも高い金利を支払わなければなりません。
元本 | 上限利息 |
10万円未満 | 20% |
10万円以上100万円未満 | 18% |
100万円以上 | 15% |
期日までに返済できなければ、取立てが親・兄弟にまで及ぶケースもあります。
そのため、個人間融資の仕組みは、従来の闇金とほとんど同じといえます。
個人間融資の業者がターゲットにする対象
個人間融資の業者がターゲットにしているのは、主に消費者金融・銀行でお金を借りられない方です。
具体的には、以下のような条件に当てはまる方が挙げられます。
- 総量規制の上限まで借入れしている人
- 信用情報が傷ついている人(ブラックリストの人)
- 自己破産をして貸金業者から借入れできない人
- 貸金業者から借りられない専業主婦
小口で短期の貸出
小口で短期の貸出なのも個人間融資の特徴です。
主役が闇金からソフト金融になっても、貸してくれるのは、長くて10日間から2週間程度までで、後は相手の胸三寸となります。
もともと違法業者を自ら認識している業者ですから、警察等の摘発を恐れて長期の貸出には応じません。
いつでも摘発から逃げられるように、営業所などは持たず住所を絶えず移動させ、連絡方法も簡単に追跡されないよう違法に手に入れた携帯電話やメール、LINEを利用しています。
そのため、融資額も10万円以下がほとんどで、大きくて30万円程度となっています。
取り立ては最初ソフトからやがてハードへ
個人間融資を名乗っているので、最初は利用者から信頼を勝ち取るため、色々ソフトに対応してくるでしょう。
返済が難しくなってもしばらくは、返済期間を待ってくれるなど、甘い対応に応じてくれるかもしれません。
しかし本質が闇金と変わらない以上、脅迫や暴力的な方法は使わないにしても、取り立ての方法はより巧妙化しています。
たとえば、返済が困難になった人に対して、元金の一部をなしにするとか、支払金利を低くすることを条件に知人を紹介させる。というのも方法のひとつです。
「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、借金で首が回らない人は、同じような環境にある人を知っていることも多く、個人間融資はそこを突いて人を紹介するよう強いてきます。
そして一旦その無限ループにつかまると、知人共々なかなか抜け出すのが難しくなります。
その結果、個人間融資は、利用者に元金の返済をさせず、金利だけを延々とむさぼり続けるような状態になるのです。
個人情報売却
闇金に問い合わせの電話をかけてしまうと、名前や電話番号、勤務先などの個人情報を聞いてきます。
うっかりここで連絡先を伝えてしまうと、その情報はあちこちの闇金に売却され、様々な違法会社から連絡が来るようになってしまいます。
完済させない
闇金でも、借りたお金をきちんと返せば大丈夫と思うかもしれませんが、簡単に完済させてくれないのが闇金です。
例えば、以下のような方法で、完済できないように仕向けてくるのです。
個人間融資を実際に借りた人の口コミ
個人間融資は、闇金とは違って本当に優しい対応をしているのかどうか、違法な金利をとっていることを証明する実際の口コミをご紹介します。個人間融資は危険です、決して借りないようにして下さい。
Q.掲示板で借りたいお金の金額を書いて投稿し、個人の貸し手の方から連絡が届き、お金を借りることが出来ます。
↑こゆのって大丈夫なんですか?!?!
A.大丈夫ではありません。ヤミ金ですよ。気を付けてください。
引用:Yahoo!知恵袋
Q.Twitterで個人融資の人に先払いとして3万円分のiTunesカードを要求され払ったのですがエラーで出来なかったのでもう一度3万円送って下さいと言われ送ったら結局エラーで使えないと思われた3万円も使われ計6万円を詐
欺られたのですが、警察に相談すれば犯人からお金を取り戻すことはできますかね。
A.警察は罪を犯していると思われる事件を調べて、検察へ送るのが仕事で、被害の回復は行いません。自分(あるいは代理人である弁護士)がだまし取った相手に裁判を通じて訴え出て、それからになります。
個人間融資から借入れする前に考えるべきこと
個人間融資に手を出す人の多くは、他ではもう借りられない状況になっているのではないでしょうか。
そのような状況に置かれている方でも使える、個人間融資から借入れする前にできる対策をまとめました。
違法金利は支払う必要がない
出資法は貸金業者を取り締まる法律です。
その出資法第5条2項で、貸金業者が融資に際しつけられる金利の上限は年20.0%と決められています。
つまりその金利を超えた貸金業者が融資をした場合、法令違反となり刑事罰の対象になるのです。
さらに登録業者・無登録業者問わず、業者が年109.5%を超える利息で貸付契約を行った場合は、その契約自体が無効で、利用者は一切利息を支払う必要がありません。
金融庁のHPにもしっかりそのことは書かれています。
※参照元:金融庁
個人間融資は違反であることを知った上で、非合法な貸金業をしているのです。
個人情報を提供しない
安易に業者にコンタクトを取ったり、業者サイトにスマホ等からアクセスして、個人名や電話番号、勤務先等の個人情報を提供してはいけません。
一旦相手に個人情報を提供してしまうと、すぐにそれはリスト化されて、同業者間で共同利用されてしまいます。
携帯電話・個人口座・カードを渡さない
闇金業者が、融資の条件の見返りに持ち出してくる条件がこれら、携帯電話や個人口座通帳、付属のキャッシュカードの提供です。
この傾向は主役が闇金から個人間融資に代わってもあまり変わっていません。
いますぐお金が欲しい状態に追い込まれている人だと、ソフト金融の依頼してきていることがいかに異常なことかの判断力も欠いていることも多く、もっともらしい理屈で言われると簡単に応じてしまいます。
新規で契約した携帯電話や、口座通帳・キャッシュカードを相手に郵送、もしくは手渡しで渡してしまうと、それらは二度と戻ってきません。
業者がそれらを犯罪に使うことはミエミエなのですから。
携帯電話などの支払いも含めて、その重い代償を払わされるは利用者自身です。
いざトラブルとなって、警察等に相談し相手にコンタクトを取ろうとしても、すでにその業者は雲隠れしているので後の祭りでしかありません。
当然教えてもらった連絡先はデタラメなので、利用者が泣き寝入りするしかないのが目に見えています。
個人間融資は安全ではありません。借りるのであればもっと安全な所があるので、そういったところで相談してください。